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🐴サラブレッドと競馬の魅力とは

まず、魅力を語る前にサラブレッドとは何かを一言で言うと→その馬の「血統表」を先祖代々遡っていくと必ずサラブレッド三大始祖(↓写真の3頭)にたどり着く馬(個人的にはかなり違和感がある)のことです。

サラブレッド三代始祖:ダーレーアラビアン·ゴドルフィンアラビアン·バイアリーターク

要するに、ある馬の血統を先祖代々まで調べていったら、途中で誰がお父さんか判らなくなっちゃったwという馬はサラブレッドとは言いません。但し競馬のレースに出る事は可能です。

皆さんも競馬新聞のレース条件の欄に「サラブレッド」と言う記載を見たことがあるかもしれません。

この「系」というのは、サラブレッドも「サラブレッドではない」=三大始祖にたどり着かない馬も含めて出走するレースですよ、と言う事を意味してるんです。

✨サラブレッドの血統表について

サラブレッドの血統表の見方については別ページでも詳しくご説明していますので、ぜひこちらもご覧いただければと思います。

↓基本的に5代血統表と言う表記をします。

🌟サラブレッドの世界における兄妹とは

人間の世界とは違い、サラブレッドの兄妹とは同じ「母親」を持つ馬同士のことです。

なぜかというと牝馬は未勝利や未出走でも繁殖馬になれます。さらに当たり前だけど年に1頭しか出産できません。子供は一年に1頭となりますよね。

平成の最強兄弟「ナリタブライアン」「ビワハヤヒデ」父親はそれぞれ異なりますが、母親が同じ名牝:パシフィカスです。


しかし「父親」はどうかと言うと、現役時代極めて優秀な成績を残したごく一握りのサラブレッドしか繁殖、つまり種牡馬にはなれません。

そのかわり人気のある種牡馬は、年に多い時には200頭くらい種付けします。つまり毎年200頭くらいww子供ができるわけです。

年間386頭の牝馬と種付けをしたモーリス

つまり父親が同じ馬を「兄妹」としてしまうとまさに「人類みな兄弟w」が実現するというとんでもないことになってしまうので、父親が同じでも母親がちがえば兄妹とはいいません。

🐴良血馬とは

ということで、基本は良血馬とは優秀な繁殖実績や競争成績を残した母馬の子供のことを指します。

それに加えて種牡馬である父親が、昔で言えばサンデーサイレンスの様な活躍馬を次々に送り出す馬であれば良血馬としての認識度がさらに上がります。

なので残念ながらオグリキャップの子どもや父親がサンデーサイレンスでも全く繁殖実績が冴えない母親の子どもは良血馬とは言われない場合もあります。

牝馬にしてダービー制覇を成し遂げた名馬ウォッカ。彼女からは残念ながらA級の馬は生まれていません。その他にも名牝ヒシアマゾンも一流馬を輩出していません。

一方で現役時の成績ではウオッカには劣っている名牝エアグルーヴ·ビワハイジについて見てみます。

エアグルーヴはアドマイヤグルーヴ(更にその子どもも含めるとドゥラメンテ)、ルーラーシップを産んでいます。ビワハイジはブエナビスタを産んでいますね。

大きなサラブレッドの世界でみると、実はウオッカよりもエアグルーヴ·ビワハイジの方がかなり大きな価値があるのです。

このように競走馬としては超一流でも全く繁殖成績が冴えない馬の仔は、良血馬と素直に言えない様な微妙な空気が漂います。

まずは「夢を求めて」ダービーを狙える良血馬を狙う

生まれたサラブレッドの生産者、調教師、馬主等競馬関係者は、基本的にまずダービーに勝つことを夢みます。

そして先に述べた良血馬などをオシガイもなくセレクトセール(競り市)等で5億、6億円で落札するのです。

キタサンブラック産駒のデルフォニアの2023の様に、本当に強いかどうかは、まだわからない仔馬の段階で買います。

ちなみに仮にダービーを勝ったとしても、それだけでは「全然元は取れない」です。


だけど買った馬主さんもそんなのわかってます。要はみんな金儲けの為ではなく「夢を求めて」大金をはたくんです。

別ページで書く「一口馬主(クラブ馬主)」になる一般の競馬ファンも同じだと思います。

ハッキリ言って儲からないと言うのが当たり前の「馬券を買う」方がまだ儲けられる可能性が高いと思います

🌟競馬をもっと楽しもう

という事で、サラブレッド及び競馬とは何たるかが、ぼんやりお判りになったかと思います。

このような前提知識を身につけることで競馬がより楽しめると思います。

この競馬入門コーナーに僕は力を入れて多数のページを書いてますので、↓のサイトマップをご覧の上、是非競馬の魅力を満喫してくださいね゙。

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