🐴BCクラシック(米国G1)
正真正銘、世界No.1のレーティングを持つレースです。
日本のファンにはあまりピンとこない方もいると思いますが、米国ではダートが主役なんです。
僕もレースを映像で見て「こりゃ日本馬じゃ一生勝てないな···」と瞬時に判るハイレベルです。
実はサンデーサイレンスこのレースも勝っている(ホント競争馬としてもこれだけ活躍したのに日本へ輸入できたのは奇跡です)んです!
でもここではフランケルよりも強そうな(もうこのレベルだとダートだからとか芝だからとか関係ないと思います)フライトラインをご紹介します!
✨フライトライン:セクレタリアトの再来!
さらに付け加えるとフライトラインは6戦6勝というキャリアなので他の大レース勝ちがありません。
フライトラインの父はプルピットです。
という事は遡るとシアトルスルー〜ボールドルーラーへと繋がるので奇しくもあのセクレタリアトと同じボールドルーラー系です。
しかし他のレースでも化け物の様な強さを見せているので一度見ておいて損はありませんのでどうぞ!
🌟チャンピオンズステークス(英国G1)
僕なんかの世代の方はこのレースがNo.2というのは意外だと思います。
昔は凱旋門賞の方が格上だと思ってました。
やっぱり時代によって変遷するものですね。2000mという距離がベストということもあるかもしれませんね。
という訳で、僕が馴染みのある90年代勝ち馬は思い当たりません。
従って世界最強馬の呼び声が高い全戦全勝「フランケル」負けたものの強い「バーイード」のレースをご紹介します。
🌟フランケル
✨バーイード
バーイードはまさかの敗戦となりますがこのレース以外は完璧の馬でした。
またバーイードはあの凱旋門賞馬シーザスターズの代表産駒であります。
✨凱旋門賞(仏国G1):日本の現役最強馬が出走しないのは何故?
ロンシャン競馬場の芝コースはとても重いので徐々に現代のスピード競馬重視の傾向から敬遠されつつあるかもしれないです。
でもやはり僕らの頃の夢は「凱旋門賞」制覇だったのでイクイノックスには出て欲しかったです。
確かに「凱旋門賞」がサラブレッドの頂点のレースという認識の国はあまり無いと思います。
しかし欧米の馬は、過去に凱旋門賞勝ち馬を多数輩出しています。
勝ち馬を輩出しているからこそ、胸を張って「今更、凱旋門賞?」と言えるのです。
まだ一度も制覇できていない日本が凱旋門賞はもう世界一のレースの価値は無いから出走しないと言うと少し「負け惜しみ」に感じてしまいます。
実際世界で凱旋門賞を勝っても「評価が上がるわけではない」とみな言うでしょう。
しかし皆さんハービンジャーという種牡馬をご存知でしょうか。
日本でナミュール等を輩出した現在リーディングサイヤートップ10に入る位の種牡馬です。
実はハービンジャーは実質あの「キングジョージ」の圧倒的パフォーマンスのみで評価を上げ、日本で種牡馬入りしたんです。
🐴ハービンジャーのキングジョージ
「キングジョージ」は凱旋門賞と同じく昔は伝統のある有名なレースでした。
しかし凱旋門賞と同じ理由でもっと格下のレースと現在なっています。
そのキングジョージですらハービンジャー位のパフォーマンスを見せつければちゃんと評価されるんです。
ハービンジャーのレーティングを見てみましょう。あのキングジョージ1つのレースでイクイノックスと同じ135ポンドです。
当然イクイノックスも凱旋門賞に出走してドバイ以上のパフォーマンスで圧勝すれば価値はもっと大きく上がったはずです。
しかしそれを避けたという事は、事情を知らない僕含め世界のホースマン達から「イクイノックスは凱旋門賞で負けるのを恐れて出走しなかった」と思われても仕方ありません。
本当に世界最強をアビールするにはむしろ凱旋門賞は絶好の舞台だったと思います。
ドバイの様なスピード競馬で日本馬が最高レベルにあるのはもうみんな知ってますので誰も驚きません。
その上で「凱旋門賞みたいな」イクイノックスには不向きなレースでも圧勝すれば世界はもうひれ伏す他なかったはずです。
だからぜひイクイノックスには凱旋門賞に出てほしかった···。
ここではまだ凱旋門賞の権威が高かったころ、圧倒的な強さを魅せたパントルセレブルのレースをご紹介します。
当時はぜひ「ジャパンカップに来てほしい」と願ったファンが多かったです。
結局パントルセレブルに歯が立たなかったピルサドスキーが代わりにジャパンカップに来てアッサリと勝ってしまいました。パントルセレブルが見たかったなぁ··。
なんだかんだ言っても、本当に強い馬は、ロンシャンの重い芝コースでも、府中のスピードが出る芝コースでも勝つんだなぁと証明してくれました。
✨パントルセレブル
パントルセレブルはピルサドスキーに大差を着けて勝利。他にも前年覇者のエリシオ、スゥエインなど豪華メンバーの凱旋門賞でした。
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