🌟血統表にその名を刻む→系統の確立が究極目標!
ズバリ、サラブレッドの究極の目指すところは自分の血を先々まで残し続け、活躍する子孫をのこすことです。そしてどんな凄まじい競争成績を残すより「百万倍」くらい難しいです!
✨種牡馬としてのサラブレッド
そして、中でも特にその血統をワールドワイドに残せた種牡馬は◯◯系という栄誉ある称号が与えられます。
古くは「現代競馬の父」と呼ばれたネアルコから始まりスピード競馬の父と呼ばれたナスルーラ系〜ボールドルーラー系が代表です。
そして昨今最もメジャーな系統として「ノーザンダンサー系」「ミスタープロスペクター系」「ストームキャット系」「サンデーサイレンス系」をご紹介します。
①ノーザンダンサー系
代表的なのはなんと言っても「ノーザンダンサー系」が筆頭格でしょう。
ノーザンダンサーは競争成績はそこそこでしたが、無数の名種牡馬を次々に生み出しました。
サドラーズウェルズ、ダンチヒ、ヌレエフ、ニジンスキー等ホントに数え切れません。
ノーザンダンサー血統表
②ミスタープロスペクター系
次はミスタープロスペクター系です。キングマンボ、ガルチ、シーキングザゴールド、ウッドマン、フォティナイナー··そしてフサイチペガサスもそうです。
キングマンボと言うことは当然「キングカメハメハ」「ドゥラメンテ」もミスタープロスペクター系です。
✨ミスタープロスペクター血統表
また、ミスタープロスペクター自身も父:レイズアネイティヴの築いたRaiseaNative系(実質はさらにその父のネイティブダンサー系)から派生し、更にパワーアップした「ミスタープロスペクター系」を確立したのです。
③ストームキャット系
日本ではあまり活躍馬が少ないことから、ノーザンダンサー、ミスタープロスペクターには若干劣るような気もしますが「ストームキャット系」も世界的にはこの2頭に続く偉大な存在です。
また、このストームキャットはノーザンダンサーの血を引くので、ノーザンダンサー系がそこから枝葉を拡げ、新たにストームキャット系が確立されたことになります。
実はサドラーズウェルズ系·ダンジグ系などノーザンダンサー系から新たに枝葉を分けて系統を確立した種牡馬は多いです。
そこがまたノーザンダンサー系の凄いところでもあります。
🌟ストームキャット血統表
活躍馬としてはジャイアンツコーズウェイが筆頭でしょうか。もっと昔で言うとタバスコキャットも有名でした。
🌟サンデーサイレンス系✨
そしてこの3頭にどこまで迫れるかが注目されるのがご存知「サンデーサイレンス系」です。
個人的にはストームキャット系は既に超えていると思います。
やはり後はノーザンダンサー系·ミスタープロスペクター系に何処まで迫れるかというところでしょう。
「イクイノックス」「キタサンブラック」後は苦しいかもしれないですが「キズナ」「ディープインパクト」にも頑張ってもらいたいですね。
何処かで聞いたことがありますが、このサンデーサイレンス系の誕生は古く米国でナスルーラ系からボールドルーラー系が確立した時に近いインパクトがあるとまでいわれてました。
ノーザンダンサー系からストームキャット系やサドラーズウェルズ系が確立され、ノーザンダンサー系は栄華を極めました。
サンデーサイレンス系からイクイノックスやコントレイルなどが次々に枝葉を拡げ「〇〇系」を確立してサンデーサイレンス系がさらなる栄華を極める事を期待しましょう!