🌟皇帝ルドルフの貴公子
トウカイテイオーほど記録以上に記憶に残る馬はあまりいなかったと思います。とにかくファンの多い馬でした。
前評判は、それほどでもありませんでした。しかし地味ながらも皐月賞·ダービーを無敗で制すとたちまちルドルフの後継として一躍スターホースとなります。
✨皐月賞(G1)
🐴日本ダービー(G1)
🌟まさかの大敗 天皇賞・春(G1)
ついに無敗のテイオーと絶対王者「メジロマックイーン」が激突する。レース前から岡部さんが「地の果てまで駆けていきそう」と自信をのぞかせると、武豊さんも負けじと「天まで駆け昇る」と名ベテランに若き天才が切り返す。ファンの盛り上がりはピークに登りました。そして天皇賞・春のゲートが開きます。
派手な競馬はしないが安心してみてられる、大崩れが想像できなかったテイオーでしたがダービー骨折後、別馬のようになります。しかしこれこそが本当のテイオーがファンを魅了することになります。
その後も大きく負けるレースをするようになったトウカイテイオーにみな「なぜ?頑張れ」というファンが増える。無敗でダービーを制した時とはファンの目も変わってきました。そんな中スランプの中迎えたジャパンカップ。
✨トウカイテイオーの復活劇 ジャパンカップ(G1)
まさかの復活劇に東京競馬場は、空前の盛り上がりを見せました。しかしこの後またもや骨折し、スランプに舞い戻ります。
🐴トウカイテイオーこれを奇跡と呼ばずとして何を呼ぶか!
前走も大敗し、コンディションも少なくとも良くはなかったのは間違いなかったと思います。しかも1年ぶりのレースというとてもグランプリレースに勝てる状態ではありませんでした。
主役は、前走の菊花賞で圧倒的な強さを見せた、ナリタブライアンの兄「ビワハヤヒデ」岡部さんは実はテイオーとビワハヤヒデ両方の主戦騎手でしたがあっさりとビワを選択。鞍上は田原騎手となります。
多くのファンがテイオーの復活劇を望んでいましたが、そのファンも正直祈るような苦しい気持ちだったと思います。ハッキリと言って常識的には勝つ確率はほぼ無く、僕もあまりテイオーのことはレース前は意識してた記憶はないです。そしてゲートが開きます。
🌟有馬記念(G1)
直線、ビワハヤヒデが岡部騎手らしい卒のないレース運びで満を持して、先頭に立ちゴールすると誰もが思った次の瞬間後ろから来たのはなんと「トウカイテイオー」でした!ビワハヤヒデをゴール前差し切り師走の中山競馬場は大興奮!
しかし1人だけ、その興奮の渦にはいなかった男がいました。鞍上の田原成貴であります。普段派手なパフォーマンスや素行の悪さを見せていた「あの彼」はガッツポーズどころか、とにかくゴール後も丁寧にテイオーのクールダウンに専念するかのようでした。
後に勝利インタビューで語った内容はレース映像の後にあるので最後までぜひご覧ください ※ちなみに岡部さんには「もう二度とテイオーには乗らせねーぞ」とのテイオーファンからの怒号があがっていましたw