牧原(増沢)由貴子元騎手の優れた潜在能力について:藤田菜七子騎手引退に至る急展開を受けて··

この記事はプロモーションが含まれています。

✨牧原(増沢)由貴子元騎手の潜在能力|藤田菜七子引退で再評価したい理由

牧原(増沢)由貴子元騎手は、日本競馬における女性騎手の草分け的存在であり、近年の藤田菜七子騎手の活躍そして突然の引退を踏まえて、その実力と潜在能力に改めて注目してみます。

福永祐一·和田竜二騎手と同期で首席卒業の素質

1996年に花の12期生として福永祐一さんと同期デビュー。2013年に引退し、中央競馬通算891戦34勝という成績は彼女(2006年に増沢さんとご結婚し「牧原」から「増沢」姓で登録)の素質からすると非常に物足りない成績でした。現在は調教助手として活躍されています。

言わずとしれたトップジョッキー福永祐一元騎手ですが、同期の競馬学校を最も優秀な生徒としてアイルランド大使特別賞を貰い卒業したのは福永さんではなく「牧原(増沢)由貴子」さんでした。

当時は話題性でも藤田菜七子さんに負けない人気がありましたので、オールドファンで彼女の「名前を知らない」と言う人はあまりいないと思います(以下全員敬称略)

ですが意外と彼女の騎乗能力の素質の高さについては知られていません。某元有名調教師もはっきりと彼女の素質の高さを認めていますここからは彼女のその素質の高さにデータで迫ります。

🌟牧原由貴子|福永祐一との比較

とはいえ「競馬学校時代の首席だから」と言うだけで牧原由貴子が福永祐一より素質が高い··みたいな乱暴な事は言いませんw

下の表は4人の騎手のデビュー年度の騎乗成績です(武豊を入れてあるのは「MAXレベルの人だとこのくらいでしたよ」という参考資料のためです)

福永祐一を見てみましょう。騎乗回数がいきなり武豊と同じ位の514回です(もちろん父:洋一さんの影響です)

牧原(増沢)は騎乗回数が145というのが福永より随分少ないなぁと感じた方もいるかもしれません

でも僕はむしろ、これだけならそこまで福永にアドバンテージがあるとは思いません。

「騎乗回数」よりもさらに「騎乗馬の質」の高さが際立っていました。↓表の2人の人気別騎乗馬パーセンテージを見れば一目瞭然です。

つまり福永祐一と比較して決定的な差は騎乗回数よりも「騎乗馬の質」にあります。

どういうことかというと、例えば騎乗回数が100回あったとします。

でも1番人気の馬に100回騎乗するチャンスがあったのか、それとも18番人気の馬に100回騎乗する機会があったのかではまるで成績につく差が違ってくるからです。

福永祐一が13.4%(69回)一番人気の馬に騎乗したのに対して牧原由貴子は僅か3.4%(5回)しか初年度一番人気の馬に騎乗していません。

それを踏まえたうえでもう一回2人の騎乗成績をご覧ください。

福永祐一は「勝率」「連対率」「複勝率」全てにおいて牧原(増沢)に大きな差をつけることができていません。

本来ここまで条件が有利であればダブルスコアの差をつけていても不思議ではないハズです。むしろ牧原由貴子の勝率6.2%などは福永祐一の10.2%よりも価値があると考えます。

🐴初の女性騎手誕生で話題になるが···

何故高い素質をもってして全く実績を残せないまま彼女は引退したのでしょうか?

よく、今色んなネット情報だと「コミュニケーション障害」が原因でなかなか騎乗馬に恵まれなかったとか色々あります。

※↑YouTube動画→確かにコミュ力「高い」とは言い難いけど··公式な取材でこのくらいであれば言われてる程ひどくはないと思う··

やはりそういうのもあるかもしれません。エージェント制度においては、かなりマイナスに働いたのも事実でしょう。

また1998年に落馬に巻き込まれ戦線離脱してブランクができてしまったのも大きいと思います(現在は恒久的に女性騎手は2Kg減の制度がありますが当時はまだデビュー間もない騎手限定でした)。

けれど個人的には、何だかんだ当時、競馬界においても「女性」と言うだけで馬主さんも敬遠していたのが大きな理由だと思います。

やはり現在(もちろん今もオトコ社会である事は間違いないですが)より遙かに女性騎手への能力の偏見が大きかったのは事実だと思います。

ただ、こんな書き方をしていると誤解されるので僕が何を言いたいのかを改めてお伝えしますね。

馬主さんは自分の大事なお金で競走馬を買います。当たり前ですね。

そして自分の買った競走馬についてまわる費用は愛馬が0勝で引退する事になったとしても全て払わなければなりません。

一口出資のコーナーでご紹介したように馬主と言うのはとにかく「払う」の連続で滅多に「貰う」事はありません(もちろん極一部の優駿を引き当てた時は別ですが宝くじで当たるより難しいです)。

馬主さんはみんなお金を犠牲にして購入した競走馬に「夢」を託しているんです。

だから馬主さんは誰を愛馬の騎手にするかは例えどんな理不尽な理由であっても、当然自由に決める権利があります。

馬主さんが〇〇を騎手に指名したからと言って「人間的に〇〇だ」とかいう捉え方をするのは大間違いだと思います。

僕が言っていることはそういう事ではないと誤解を招かないよう念押しさせて頂きます。

しかし騎手という職業に限らず、いくら素質を持っていても、有意義な経験を沢山重ねて、自分自身でPDCAを回していかないと素質は開花せず、実績に結びついていきません。

牧原(増沢)由貴子が潜在能力に見合った騎乗機会·騎乗馬に恵まれなかったのが「僕個人の感想として残念だ」というだけのお話です。

2年目でダービーにキングヘイローでチャレンジするみたいな経験(普通ありえないですねw)を重ねて10年、15年と自分自身で騎乗技術を磨くことができていたなら····

そんな牧原由貴子を見てみたかったというだけです。

🌟牧原由貴子|藤田菜七子との比較

もちろん、牧原(増沢)の引退時の騎乗技術と藤田菜七子の現在の能力を比較したら断然「藤田菜七子が上」なのは全員一致だと思います。

しかしデビュー直後の能力(潜在能力)で言えば牧原に軍配が間違いなく上がると思います。コチラも表を見れば割とはっきりするかと思います。

この初勝利からどんどん失敗経験を福永祐一の様に積んで成長していけてたら···

藤田菜七子と同じ程度の騎乗機会に恵まれていれば、彼女よりも高い実績を残せた可能性はかなり高いと思います。

もっと言うとこれは完全に僕個人の意見ですが下記の様に考えてます

もし同期の福永祐一と同じ騎乗馬·騎乗回数が彼女に与えられていたら「彼を超える騎手」となる事も不可能ではなかった···と。

🌟福永·藤田菜七子も恵まれていただけではありません

福永祐一も父の洋一の様な「天才ではなかった」けれど死ぬ程努力して現在の素晴らしい実績を築き上げた方です。

親の七光りだけでは、リーディングジョッキーランキング1位をとり続ける事はできません。

偉大な父がいるからといって奢るところもない人間的にも素晴らしい騎手だとの噂はその通りだと思います。

藤田菜七子に関しても今回の騒動の真相はよくわからないので、それは置いておいておきますが彼女なりにとても苦労をしたと思います。

牧原(増沢)と比べたら潜在能力は低いと思われますが彼女自身も必死に努力した結果、今日のパイオニアに相応しい素晴らしい実績を挙げたという事には変わりはありません。

✨追伸:馬券を買うファンを万が一にも裏切る行為は許されないのでルールの厳守はすべきかと···

今回の藤田菜七子に関する一連の出来事は、みなが良い気持ちにならない競馬界の悪い側面を垣間見た気がします。

しかし禁止されている「スマホの持ち込み」をしたのは間違いなさそうなので、そこはきちんとルールを徹底するという事は絶対必要だと思います。

やはり「万が一の場合」競馬関係者だけではなく、馬券を一生懸命予想して買っているファンに対してあまりに失礼な「裏切り行為」になるからです。

昔より遙かに改善しつつあった、騎手を「性別に関係なく実力で評価·起用」しようとする流れにこの件が水を差さない事を切に願うばかりです。