秋華賞が初の特別登録段階でフルゲート割れ···名馬エアグルーヴメモリアル
第一回秋華賞は1996年:エアグルーヴが一番人気でした。
今週行われる秋華賞がついにというか初の登録フルゲート割れとなります。
先月くらいにちょうど、1996年と2024年のG1レース数を比較して「思った程増えてない」と書いたばかりの記憶があります。
そこでも書いたよう1996年に新しくできたG1は秋華賞だけではありませんでした。NHKマイルCもこの年できたんです。
世界では昔からどこの海のものとも山のものともしれない様なG1が乱立しているのが当たり前でしたが日本はまだ違いました。
なので日本のG1レースはどのレースも重みがある様な感覚があったので1996年にNHKマイルCや秋華賞などが新設された時結構みんな「いらね〜よ」と言う雰囲気になった訳です。
今の日本のG1レースの数についての一般的な意見を僕はよく知らないですが、やはり1996年にみなが感じてた事が···って少し思いました。
気を取り直して予想を!といきたいところですがご存知の通り僕は現役馬たちの実力などについてはブランクにより勉強中w。
なので1996年の秋華賞一番人気だった名牝「エアグルーヴ」メモリアルを少し書いてみます。
パドックでの本格的なフラッシュ撮影禁止はエアグルーヴの秋華賞から始まりました!
まずエアグルーヴのオークス勝ちからどうぞ!それから見出しの件についてお話ししますね。
エアグルーヴは阪神3歳牝馬Sでビワハイジに惜しくもG1タイトルを奪われましたが「実力はエアグルーヴが一番」との見解は揺らいでいませんでした。
しかし桜花賞を熱発か何かで回避し、ようやく復帰したこのオークスで見事人気に応える強いレースを見せます。
当然秋華賞も断然一番人気で挑みますが····
レースをご覧いただいたらわかる通り、特に理由なく大敗します。この結果を受けて鞍上の武豊騎手が激怒しました
「パドックでファンのみんながフラッシュたきまくるから入れ込んで力が出せなかった」みたいな感じの事をレース後言ってたんです。
それ以降フラッシュ撮影が本格的に禁止されるようになったんです。確かに馬にはレースでしっかり力を出して欲しいので結果的にはよかったと思います。
しかしその武豊騎手の発言後になんとエアグルーヴが「骨折してた」事が判明しますw何とも気まずい展開ですよね~。
第一回秋華賞馬ファビラスラフインはジャパンカップで堂々シングスピールの2着に!
追い打ちをかけるように、この秋華賞を勝ったファビラスラフインは次走のジャパンカップでも僅差の2着となり、秋華賞は「実力勝ち」をアピールしました。
このジャパンカップは現役最強馬サクラローレル·実績2番手のマヤノトップガンは有馬記念直行で不在でしたが、なかなかの好メンバーでありましたのでかなり価値があります。
一番人気が凱旋門賞圧勝で世界レーティング134のエリシオ(種牡馬としては大失敗)、前走天皇賞・秋勝ちのバブルガムフェロー、デットーリのシングスピール、キングジョージ勝ちのペンタイアなどです。
言うまでもなくこの時エアグルーヴは骨折により休養に入ってましたので心中如何ほどなものだったでしょう···。
もちろん翌年に武豊騎手のリベンジ(僕の勝手な想像)の気迫もあり、天皇賞・秋では牡馬のバブルガムフェローを直線叩き合いでねじ伏せる強さを見せました。
まとめw
ということで1996年当時「あんまりいらなくない?」とのファンの声もありましたが結果的に話題に事欠かなかった第一回秋華賞でした。
今年の秋華賞も「フルゲート満たず···」という盛り上がりのうすさを1996年の様に吹き飛ばす様なエキサイティングな走りを魅せる馬が現れるのを願っています!